マンガ紹介「日本三國」

マンガ

マンガワンで連載中のマンガ

今回紹介するマンガはアプリの「マンガワン」で連載されているものです。

制限はありますが基本的にアプリ内のすべてのマンガが無料で読めます。

マンガワンでは過去のマンガではなく、このアプリ内で連載されているマンガを読むことができます。

有名なところだと「ダンベル何キロ持てる?」「ケンガンアシュラ」なんかもこのアプリで連載されています。

そんな面白いマンガが数ある中で特にオススメなのが「日本三國」です。

ストーリー

まず前提として舞台は数十年から百年後の世界で、核戦争やら暴動などで日本を含む世界が滅茶苦茶になっています。

数々の文明・・・インターネットすらなくなった世界。

日本でも無能な政府に民衆の怒りが爆発し蜂起。暴力大革命と呼ばれる事件を機に、日本は3つの国へと分かれました。

日本上部を占める「聖夷」、日本の中部を占める「武凰」、西日本を中心とする「大和」の3つに分かれ、争いを繰り返しています。

主人公は「大和」の愛媛郡にいる少年「三角 青輝」

青輝が婚約者と結婚するところから物語は始まります。

結婚した青輝は司農官という公務員のような立場で農業の管理をしています。

頭がよく、農業従事者とともに忙しくも幸せに暮らしていました。

ある日、豪華な馬車を率いた行列が青輝の町に訪れます。

そこに現れたのは大和政府の重役・内務卿である「平 殿器」。

この内務卿というのは大和で一番権威のある帝の側近で、帝の次に権力のある役職。

しかし、この平殿器は先代帝を毒で暗殺し、幼い先代帝の息子を次の帝に仕立てると、自分の娘を皇后にして実質この大和国の一番の権力者となっていました。

また、この「平一族」は貴族という扱いで、「平」という性を持つだけで好き放題できる立場にいました。

そんな平一族のトップが急にきていい予感はまったくしない青輝。

予想通り横暴を始める平殿器。

ちょっと気に入らないことがあれば町民を死罪にし、自分の機嫌を損ねるなと笑顔で脅してきます。

青輝の嫁である小紀は正義感が強く、平殿器に突っかかろうとします。

それを止める青輝。ここで逆らったところで事態は良くならないことを分かっているからです。

この場は我慢した小紀でしたが、またしても許せない横暴に出くわします。

平殿器の部下が勝手に徴税を始めました。

正規の税とは別に徴収をし、払えないものには体罰がありました。

小紀はとうとう我慢ができず、徴収者に突っかかり、それを追い返してしまします。

その場はうまく収まり、小紀と青輝は自宅へ帰り就寝します。

翌日、青輝が目を覚ますと横に小紀がいません。

どこに行ったんだと探すと、家の玄関扉が開いています。

まさかと思い、嫌な予感を胸に扉の外へ出る青輝。

眼前には積もった雪を赤く染める液体が広がっており、それが血であることに気が付きます。

その側には「平」と書かれた箱がありました。

頭の中で「違う」という言葉を思いながらもその箱を見つめる青輝。

横からニコニコした平殿器が話しかけてきます。

「ちょうど届けようと思ってた。兄ちゃんの嫁の首」と。

平殿器の横では昨日の税の徴収者がいて、同じくニコニコ笑っています。

それを見た瞬間、「こいつらは殺す」という感情に支配される青輝。

しかし、すぐに冷静になりここでこいつらを殺したところで自分は無駄死にするだけだと。

根本的には何も変わらず、小紀も生き返ることはない。

ただ、このまま黙って小紀の首だけをもらって帰るのも気が済まない。

そう思い、持ち前の頭の良さでひとまず徴収者を死罪に誘導した青輝。

平殿器への復讐はまだこの時ではないと悟り、一旦は小紀の首を受け取り帰ります。

帰宅後、小紀の首を見て泣きながら、ある決意をします。

その決意とは、国の中枢に入り込み平家を潰すということ。

そのために、大和の首都である大阪都へ旅立つことを決めました。

大阪に着いた青輝は、政府に入るため龍門将軍が一般人のスカウト用にしている試験である「登竜門」に挑みます。

登竜門は「龍門光英」率いる軍部に直接入れるチャンスで、毎回多くの挑戦者がいますが、ほとんど入れるものはいない難関となっています。

いざ試験場に向かうと長蛇の列、青輝は同じく登竜門に挑む者として知り合った「阿佐馬 芳経」に昔の日本時代にあった「ユニバ」のアトラクションの待ち時間を説明し暇を潰しています。

そうこうしているうちに、試験を受ける順番が来ました。

このハゲた人物が龍門将軍です。見た目とは違い、すごい人物で、たった数十人で二万人を超える相手を制圧したりできる人です。もちろんこの人単体に特別な力があるのではなく、知略と策謀によってです。

さて、肝心の試験内容は、

たったこれだけ。

たったこれだけですがかなり難しく、次々と挑んでいく者がいますが、誰一人として達成できません。

残すは、青輝と芳経だけになりました。

まずは芳経が挑みます。

いきなり龍門将軍の足を切り落とそうとする芳経。

この斬撃は防がれてしまいますが、斬撃の鋭さに龍門将軍も体制を崩してしまいます。

その直後、

芳経は龍門将軍を蹴り上げます。

膝をついてしまう龍門将軍。

芳経は己の武の才覚を生かし、見事に合格となりました。

残るは青輝のみ。

しかし、青輝には芳経のような部の才覚はありません。

一同どうするのかと見守っていると、

いきなり手土産を渡します。

周りの反応は呆れた者ばかり。いまさらそんなもので試験に受かるはずはないだろうと。

龍門将軍は渡されたものを確認すると、ノートが入っていました。

そのノートの中身を確認すると顔色が変わる龍門将軍。

自身の側近を呼び、二人で内容を確認しだしました。

青輝の渡したノートには農政改定の案が書かれており、その内容は軍隊の直面している問題を解決できるものでした。

その後、いくつかの言葉を交わすと、

龍門将軍は自ら膝をつき、青輝を合格としました。

こうして自身の知を示して龍門将軍の部下になった青輝。

ここから、物語は三年後に進み、青輝が成長した姿を見せて1巻は終わります。

起こりえたかもしれない未来

以上が1巻の内容となっています。

特別な超能力などを使わずに、知力で戦っていく戦略バトルマンガといったところでしょうか。

1巻ではまだそのあたりが描写されていませんが、このあと三国間での戦争が激化していき、知略謀略が張り巡らされた戦闘が描かれていきます。

このマンガを読んでいると、日本が他国に侵略されていたら、こんな風にいくつかの国に分けられて同じような時代になったのかなぁとも思ってしまいます。

そんな近未来に起こりえたかもしれない日本を描く「日本三國」。

ぜひ、読んでみてください。


7/19に2巻も発売予定です。


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