1日外出録ハンチョウというマンガ

マンガ

出張中の新幹線の暇つぶしに・・・

こないだの出張時に新幹線を待つ間、駅内の本屋に入ると新刊が売っていたので購入しました。

あの有名なギャンブルマンガ「カイジ」の中で出てくる「ハンチョウ」というキャラクターを主人公にしたスピンオフ作品です。

カイジでは悪役として正直いい印象はほとんどなかったハンチョウですが、このマンガではかなり印象が違い、なんか気のいいおっさんになってます。

マンガの内容は簡単に言うと、「たまの休日に独身のおっさんが、仲間と遊んだり、1人で美味しいものを食べに行ったり、仕事のことで悩んだり」とかなりほのぼのしたコミカライズな作品となってます。

いや、マンガ内でいかさまチンチロしたりとカイジ本編と同じく金に貪欲な場面はあるのですが、その金儲けすらなんか嫌味を感じない。

そんな内容となっています。

最新12巻

最新刊の内容もめっちゃ簡単に言うと、

・連れの家で留守番をしながら好き勝手すごす

・地下労働施設で流行った遊びに便乗して金儲け

・仲間数人とジンギスカンを食べにいくつもりが、1人が親知らずになって食いに行くかを悩む

・おっさん2人でパフェを食べに行く

・部下の弟の家でレトロゲームをしながら人生相談

・おっさん4人で山奥でキャンプ

・おっさん4人で山登り(うち1人が駐禁とられて不機嫌な状態)

・ファミレスでおっさん3人しょうもない話をする

以上です。

これだけ見たらほんとしょうもない内容なんです。しかも女の子がとかじゃなくて、出てくるのは終始おっさん。

・・・でも、おもしろい。

もちろん、本編のカイジの設定あってこそのおもしろさもあるのでしょうけど、それを差し引いてもなんか読んでしまう魅力があります。

気に入ってる話

そんな中でも自分が一番好きな話は、6巻収録43話のブルボンのはなし。

そう、あのお菓子メーカーのブルボンです。

内容は、ハンチョウ達がいる地下労働施設の物販でブルボン製品が人気すぎるため、各班で売っていいのは、かぶりなしで3種類までという決まりがあります。

じゃあ、各班の3種類をどうやって決めるかというと、ドラフト会議です。

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大勢のおっさんが集まって、真剣にブルボンのお菓子を検討し議論し獲得しに行きます。

真昼間の公園で!

いや、やってることもおもしろいけど、場所もまたいい。

しかも、このお菓子を指名するという単純な内容にも色々な各班の思考が絡み合って、心理戦風な描写が見られます。

・・・うん、心理戦だと思います。

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小田切 エリーゼ

まぁなんやかんやあって、最後はハンチョウが1人勝ちみたいになるのですが、そこにいきつくまでがしょうもないながらも読みごたえがあります。

ぜひ読んでほしいはなしです。

この生き方を目指したい

なんだかんだ書きましたが、自分がこのマンガに思う感想は、「こういう生き方を目標にしたい」ですかね。

おそらく独身のまま生涯を終える予定の自分としては、こういうことで楽しみを見出して生きていけたらと思います。

ただ、この本に描いてある楽しみ方は、別に独身の男専門ではなく、既婚者でも女性でも楽しめる生き方だと思います。

ぜひ、肩の力を抜いて、読んでいただければと思います。



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