法律は正義の味方ではない
「法律は知っているものの味方」――マンガやドラマなんかでもよく聞くセリフですよね。
このマンガはそれをモロに表現したような話です。
このマンガの主人公は弁護士ですが、作者は「闇金ウシジマくん」と同じで、話も結構胸糞悪い展開で終わることもあります。
と言うのも、主人公は弁護士ですが、基本的にはヤクザやら半グレやらからの依頼が多く、いわゆる悪が法の力で勝つような場面も多いです。
主人公の性格
主人公は「九条 間人(くじょう たいざ)」
奥さんとは離婚され、娘にも会わせてもらえない、はたから見たら適当な性格です。
ただ、弁護士としての腕は確かで、依頼者の要望には全て答える形で裁判を終えています。
まぁ、先ほども書いた通り、ほとんどが反社からの依頼のため、裁判で勝っても世間には悪徳弁護士として名が通っています。
しかし、本人はなにも悪の味方というわけではなく、ただ依頼人のために仕事をしているだけ。
基本的には人命を優先する判断をし、助けれるものは助けるという感覚を持っています。
また、自身の恩師が間違った道にいるのを正そうと宣戦布告する場面もあり、九条弁護士自体が悪というわけではありません。
九条弁護士は、「依頼人に貴賤はない」という考えで、悪人だろうが善人だろうが貧乏人だろうが金持ちだろうが依頼人は平等に扱い、依頼人の利益のことを一番に考えます。
だから、他の弁護士が相手をしないような人たちでも受け入れて、結果評判を落とすことにもなっているようです。
弁護士としては、ある意味、一番正しいのかもしれません。
見どころ
この作品の見どころですが、なんといっても得もいえぬ胸糞悪さ。
何回も言っている通り、基本的には悪からの依頼で悪を助ける展開が多いです。
物語初っ端の事件では、明らかに被害者である側が圧倒的に不利な条件で負けが確定し、明らかに悪である九条弁護士の依頼者がほぼなんの責任も負わずに勝利します。
読んでて思うところはありますが、それも最初に書いたように「法律に無知だから」にほかなりません。
作者の真鍋昌平先生は、ウシジマくんの時もそうでしたが、かなり取材や調査を繰り返してマンガを描いているので、あながち現実にこういう結果にならないとも言えないのがまた怖いところです。
また、ウシジマくんと同じく、ヤクザやら半グレといった人物も多く登場し、暴力シーンや戦闘シーンも見どころとなっています。
様々な胸糞悪い事件がどういう経緯でそういう結末を迎えるのか。何度も言う通り、結末がハッピーエンドとは限りません。
そんな悪徳弁護士の裏側を描いた「九条の大罪」、興味がある方は読んでみてください。
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